脳みその皺の分だけ

「もう…思いつかない…」

 

天井のシミの数を数えるが如く天を仰ぎ

 

彼はそう呟きました。

 

 

えっ、一体の何の事かですって?

 

なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け。

 

 

る ゆ だ き ま

   ⇓

 ☐ ☐ ☐ ☐ ☐

 

 

皆様、これが南だかお分かりいただけますでしょうか?

 

もちろんドラクエファミコン世代のトラウマとの呼び声高い“ふっかつのじゅもん”ではなく、

 

【アナグラム】と呼ばれる脳トレの一種でございます。

 

【アナグラム】とは文字を入れ替えて正しい単語を作るという言葉遊びなんですが、

 

認知能力の改善

記憶力の向上

集中力向上

 

など様々な効果が期待できる取り組みだったりします。

 

ちなみにコチラの問題用紙は当施設ケアマネージャーでもあります

 

「ちがう、そうじゃない」でおなじみ、Iケアマネの手作りなのです。

 

そう、お察しの通り冒頭のボヤキは彼の苦悩と葛藤の日々が凝縮されたものだったのです。

 

彼の人生は利用者様に少しでも新鮮さを保ち楽しんでいただけるようにと、

 

日夜まだ見ぬ単語を探す日々

 

それって…素敵やん?

 

有隣の定番ともいえる、高難易度の間違い探しにも見劣りしない比較的人気の脳トレとなりまして、

 

新作がでる度に共有スペースでスタッフすらも巻き込み、検討会が開催される事もしばしばです。

 

体を使うリハビリと平行し、日常生活の中に違和感なく溶け込む脳のリハビリ。

 

それぞれのペースでできる取り組みというものも自立支援を提案する上では大事な要素だと僕達は考えます。

 

今回の内容以外にも様々な取り組みがございますので、

 

それはまたの機会にでも。

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