春、見つけました【エピソード】

 

 

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素敵だと思いません?

 

実はこれ、ご家族様から入所されているお母様への贈り物なんです。

 

コロナ禍によりやや閉鎖的になっている施設を持ち前の明るさと笑顔でパッと明るく照らしてくれるM様。

 

個人的にもM様のリハビリに対する姿勢であったり人への感謝の表し方など、その姿に幾度となく学びを感じていました。

 

ある日、そんなM様のもとに贈り物が届けられます。

 

送り主はご家族様。

 

一足早い桜の開花と共に一通のお手紙も添えられていました。

 

「わぁ、何だろう?」

 

差出人の名前を見た時のM様の表情は今までにない位の笑顔でした。

 

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しばし黙読後、目尻に涙を溜めてとても大事そうにその手紙を抱きしめられていた姿はとても印象的でした。

 

ちなみに桜の鞠を肌身離さず持ち歩きたかったようで、吊下げ用の輪を手首に通そうと試みましたが伸縮性という壁に阻まれて惜しくも断念。

 

今はいつでも視界にはいる所に飾られています。

 

M様は面会制限の兼ね合いにより週に1回だけ(現在は面会禁止中)、ご家族様が面会に来て下さるのをとても楽しみされていらっしゃいました。面会後には「先生、私嬉しくなって踊っちゃいます!」と職員と談笑する姿を見ていただけに、有隣としては現状をとても心苦しく感じます。

 

今、有隣は新型コロナウイルスへの感染予防策として全面的に面会を禁止させていただいている状況が続いており、この状況が招く利用者様ならびにご家族様の会えない不安感というものは相当のものであると受け止めております。

 

そんな中でもいつかまた会える日を願い、施設の方針にご理解とご協力をいただけている事に職員一同心より感謝を申し上げます。

 

“止まない雨はない”

 

そんな気持ちを胸に、これからの有隣もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

※補足

 ・今回のエピソードは事前にご家族様の了承を得て掲載させていただいております。

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