枯れない花、変わらない想い
- 2023.04.24 | ブログ
いつの間にやら桜も色を変えて葉桜となりましたね。
最近は黄砂が目視できる程に空を覆う日もありますが、
こうも毎年の事となるともはやそれすら四季の移り変わりを知らせる風物詩かと錯覚してしまいます。
相変わらずの私事ですが先日長女が小学校に入学いたしまして、保育園⇒小学校の変化に親子共々翻弄されっぱなしの今日この頃です。
親の送り迎えを卒業し、上級生のお兄さんお姉さんに見守られながら大きなランドセルを左右に揺らし自分の足で歩いて行く後姿はたまらなく愛しくもあり、同時に底知れぬ不安に駆り立てられてしまったり。
甘やかすのは簡単なだけに、今の心境としては愛娘から親として成長する為の試練を与えられている様な気になってます。
さてさて、雑談はここまでにしましょう。
今日は最近あった素敵なエピソードをまた一つご紹介させていただきます。
今日の主役はM様。
目上の方故失礼な表現かもしれませんが、とても愛嬌たっぷりな人柄でして、笑顔と感謝を欠かさぬ素敵な方です。
ある日ご家族様が来所されまして、職員に手渡されたのは紙袋と素敵な柄の便箋。
実はM様、先日めでたく100歳を迎えられていらっしゃいまして、
預かり品の正体はご家族様からの心のこもった素敵な誕生日プレゼントでした。
そうと分かれば僕達ができる事はただ一つ、光よりも早くM様に届ける事です!
それはそれはもう、じ~~~~っくりと熟読されていらっしゃいました。
ひと段落後丁寧にたたみ、しばしの沈黙後、
「ありがとう。」
とても温かく優しい声色が印象的でした。(僕がプレゼントしたみたいな雰囲気なってたので、そこはちゃんとご家族からと念押しで伝えてます。悪しからず…)
いただいたお手紙は素敵な細工のされたものだったので、今ではお部屋のよく見えるところに飾らせていただいてます。
今は携帯を使ったメールなどが気持ちを伝えるツールとして主流な世の中だからこそ
今回の様にアナログな表現方法がより際立って思いやりが伝わってくる気がします。
とは言え、どの様な形であれいつの世も大切な人からの贈り物というものはすべからく頬が緩んでしまうものです。
僕もこの日はM様の笑顔を見てしまったためか、頬が緩みっぱなしの一日でしたとさ。
なんて、お後がよろしいようで。
よろしければまたのご閲覧、お待ちております。
◆余談◆
M様は以前よく様々なものをモチーフに絵を描いていらっしゃいまして、
“M様から似顔絵を描いてもらえたら一人前”という風潮が一時期ありました。
僕?もちろん描いてもらってますけど…何か?